診療科部門紹介

看護部

日々のカンファレンスを大切にし、
チームでケアをしていくよう頑張っています

看護部

看護理念

患者さまの権利を守り、 あたたかい看護を提供します

看護部目標

  • 看護の実践能力を高める
  • 整理整頓・環境整備を行う
  • 患者さまの権利を尊重し、個別性のある看護を提供する
看護部の紹介

外来、病棟ともに統合失調症の患者さまが最も多く、その他うつなどの感情障害、神経症、認知症の周辺症状についても対応しています。外来では、薬物治療を中心に患者さまと相談をしながら、必要に応じ当院のデイケア、訪問看護の利用も検討していきます。
初めて受診される方は、あらかじめ病院に電話をかけて頂き、受診日についてご相談いただいております。病棟では,プライマリー制をとりつつ、日々のケアは部屋持ち制で行っています。

急性期治療病棟では、入院時より地域での暮らしを念頭に入れた看護を実践しています。薬物治療、精神療法と並行し、「病気・症状への理解」「薬」「ストレスマネジメント」「地域で利用できるサポート」などについて、他部署と連携した心理プログラムを受けて頂いております。また、修正型通電療法を取り入れており、麻酔科医、精神科医による治療のサポートと、患者のケアを行います。精神一般病棟、精神療養病棟では、継続的な入院治療の必要な患者さまに、作業療法などにより症状の改善、セルフケアの維持・向上を目指しています。

看護師は、20歳代~定年後再雇用まで幅広い年齢の方が勤務しております。自分の生活を充実させたい人、趣味を楽しみたい人、子育て真最中の人、親・家族の介護をしながら仕事を続けている人と、ライフスタイルは様々です。どういうライフスタイルであれ、自分の生活と仕事のバランスをとっていけるように、有給休暇は時間単位で取れるようになりました。また、保育園もあり、子育て世代の方が安心して働けるような環境が整っています。病棟のスタッフも、子育て経験者が多く、子どもの急な発熱や学校・幼稚園などの行事にも「お互いさま」の気持ちで、支え合っています。
また、精神科実習病院として、看護系の大学・専門学校の3校、そして復職支援(看護師有資格者)・一日看護体験(中学生・高校生・一般向け)を受け入れ、開かれた病棟を目指しています。現在は、精神科看護に関心を持つ看護師も増え、若い看護師が育っています。

一方で慢性期病棟では、比較的穏やかな症状をもつより慢性期の患者さまに対しての入院診療を行っています。薬物療法や精神療法、あるいは作業療法などにより、じっくりと患者さまの症状の改善へと取り組んでいきます。
なお、急性期病棟に入院された後、3か月での症状改善や退院が困難であった患者さまについても、原則的にそれ以降慢性期病棟に移っていただき治療を継続していただくこととなります。

診療技術部


看護方針について

精神疾患を抱えている患者さまは、時にご自身の病状について上手く説明ができないことがあります。病的な体験・不安、また、身体的な苦痛などが言語化できなかったり、その表現方法もバラエティに富んでいたりします。患者さまとの関わりの中で、それをいち早く察知し、アセスメントし、いい方向に向かうようにケアを計画・実施していく。そのためには、ひとりの力より、複数の力を合わせた方がよりいいケアが提供できます。
看護部では、日々のカンファレンスを大切にし、チームでケアをしていくよう頑張っています。

診療技術部