診療科部門紹介
診療部
当院での診療の特徴や方針について、
入院診療と外来診療とに分けて説明します

入院診療について
入院診療について、急性期治療に重点を置いているということが当院の大きな特徴となっています。当院は48床の急性期病棟を有しており、そこでは、例えば興奮や幻聴、妄想などの激しい症状の見られる急性期の患者さまに対し、集中的な治療を行うことが可能となっています。同病棟では、診療の対象としてまずは統合失調症を考えていますが、それ以外にも状態に応じてうつ病、あるいは興奮等の症状の目立つ認知症なども受け入れ可能となっています。
覚醒剤などの薬物依存、アルコール依存あるいはパーソナリティ障害の患者さまについては原則として対応しておりません。同病棟では原則として3か月以内に症状を改善し、早期にご家庭に戻られたり、社会復帰をしたりするということを目標としています。
外来診療について
外来についても統合失調症の患者さまが最も多いですが、その他うつ病などの感情障害、パニック障害や強迫性障害などの神経症、認知症の周辺症状(妄想・幻覚・徘徊など)についても対応しています。外来においても薬物依存・アルコール依存あるいはパーソナリティ障害の患者さまについては基本的に対応しておりません。外来診療では原則として薬物を用いての治療が中心となっていきます。また患者さまと相談しながら、必要に応じ当院デイケアの利用も検討していきます。今後の改善を検討してはいますが、時間をかけてのカウンセリングについては、残念ながら現在の当院の体制では対応できておりません。初めて受診される方は、あらかじめ病院に電話連絡いただき、ケースワーカーと受診日時について相談していただきますようお願いします。また以前受診されていた病院やクリニックがある場合には、必ずそちらからの情報提供書をお持ちください。